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giorni (番外)

夢見る魚

 ←良いお年をお迎えください →年頭のご挨拶 とご訪問への感謝
ご多忙のなかご訪問ありがとうございます。

年内とはいえ、こんなにギリギリになってしまって、すみません!
間に合った内に入るかしら?

このお話に出てくる曲。お話を書いている期間、何度も飽きることなく聴きました。
http://www.youtube.com/watch?v=v42YCvb5Fpo
*重くて開きませんね。(泣)
*↑たまたまだった模様、今は開きます。

「シシリエンヌ」から数日後のお話です。




Erik Satie:Dreamy Fish



韓国から妻が戻って数日後、世間は平日だがミュンヘンフィルの常任指揮者は休日である。

遅めの朝食を、向かいに座る彼女の優しい眼差しを感じながら取った。

休日とはいっても、芸術家は起きている時間、いや寝ている間もオフではない。
頭のなかは、いつも様々な思考が巡っている。

一番の息抜きと言えば、彼の場合やはりピアノだろうか。

ピアニストではなく指揮者を目指したときに、ピアノとの関わりが変わった。
仕事で必要なアナリーゼはもちろんだが、気分転換に弾くことも多い。
練習は好きな曲を楽に弾きたいがためにやっているので、純粋に打ち込んでいる。
元来、練習好きなカン・マエである。

リビングのソファでシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の戯曲を読んでいた彼は、立ち上って伸びをすると防音室へ向かった。

寝室に続くクローゼットで衣類の整理をしていたルミは、漏れてくるピアノの音に微笑んだ。
夫のピアノを聴くのは久しぶり、ルミは手を止めて防音室へ向う。

曲は何だろうとルミは思う、ショパンやリスト、もちろんベートーベンではない。新しい時代の作品だろうか。

部屋に入ると、ファツィオリから艶やかでありながら、すっきりした音が響いていた。
ピアノを弾く夫の横顔はいつになく、愉快そうでルミも自然笑顔になる。

音色の確かさと対照的に曲の流れは気まぐれで、カン・マエの長い指は戸惑いながらもそれを楽しんでいる風である。
彼は薄グレーのVネックのセーターの上体を微かに揺らし、約七分のこの曲を終えた。

ルミはグランドピアノのシルバーフレームを覗き込みながら、夫に訊ねた。
「先生、いつも弾く曲とだいぶ雰囲気が違いますね?この軽さは、雰囲気はサティ? でもあまり聞いたことがないわ。何ていう曲ですか?」
「ああ、そうだ作曲したのはサティ。夢見る魚というタイトルだ。」
「夢見る……魚? サティってユニークっていうか変わった題をつけますね。本人も変わった人だったのかしら?」
「個性的というべきだな。サティは、しかしまだまだ誤解された作曲家だな。」
「先生、サティは音楽史上いろいろ画期的なことをしたっていうのは知っています。」
「ドビュッシー以上かもしれない。いや、ドビュッシーですら影響下にあったと言えるだろう。曲に重厚さがないためか、サティの扱いは軽すぎると私は思う。」
「でも、そのおかげでクラシックファンでない人にも、とっつき易いようですよ。」
確かに、とカン・マエは思う。若い頃短い間付き合っていた女、痩せた体に似合わない豊かな胸とサティのシャンソンである「ジュ・トゥ・ヴ」をよく口づさんでいたことをぼんやり思い出した。
ウィーン音楽院卒業後は、クリストフ・ヤンセンなど彼を認める数人の指揮者のアシスタントをしたり、アマチュアのオーケストラを振ったりしていたが、それだけで食べていけるはずもなく、その女がウェイトレスをしていたレストランでピアノ弾きのアルバイトをしていた。
カン・マエ個人にとってサティとは、先行きの見えない日々のなかでも心を浮き立たせる力を与えてくれた作曲家なのである。リクエストが一番多かったのがサティで、カン・マエも次第に魅了されていった。
カン・マエが眉を寄せたのは、「ジュ・トゥ・ヴ」を口ずさんでいた女に貸したままになっている本のことも思い出したからだ。貸したというよりは、勝手に持っていかれたままになっていると言ったほうが正しいのだが。

「先生?聴いています?何か大事なことでも思い出したのですか?」
トゥ・ルミは遠い目をしている彼が、大事な仕事のことでも思い出したのかと訊ねた。
カン・マエは我に返って応えた。
「あ、いや、何でもない。」
「もう一度言いますけど、サティと同じ名前のエリックさんが誘って下さったの、ふたご座流星群を見る会に。」
「誰だ?そのエリックとは。」
聞きなれない名前に彼は口元を歪めたが、ルミは嬉しそうに説明を始める。
「エリック・ソダーバーグさんと言って、天文に詳しい人です。たまたま韓国から戻る飛行機で席がお隣りで話をしたんですよ。とっても素敵な人でしたよ、話を聞いていたら星を見たくなって。」
どうりでルミは昨晩、中庭の長いベンチで毛布にくるまり夜空を見ていたわけだ。
カン・マエは複雑な顔をした。分野違いなのだから張り合っても仕方がないのであるが、エリック・ソダーバーグがどんな男なのか気になってくる。
「冬はふたご座近くにたくさん流れ星が見えるって。観望会っていうのがあるって誘われたのよ。来週末が極大日だそうで、ミュンヘン郊外に大勢で集まるらしいわ。」
ふふっとルミは嬉しそうに笑う。
「夜だろう?私は行かないぞ。」
「いいですよ。私一人で行きます。もともとそのつもりでしたから。」
そうあっさり言われてしまうのも、何だか癪だった。
「そのエリックさんって面白い人で、おかげで長いフライトも退屈しなかったんですよ。」
「若々しくて、考えが柔らかいって言うのか……。」
妻は夫の胸中に気が付くことなく、エリック・ソダーバーグと話したことを延々と話し始めた。
面白い人というのはまだ許せるとして、「若い」という言葉を聞き流すことはできないカン・マエ。
妻に気にしていると知られるのは死んでも嫌なので、またしても一人モヤモヤし始めた。世の人間半分は、男なのだからいちいち気にすることがどんなに馬鹿げているか彼自身よくわかっている。
「ジュ・トゥ・ヴ」を口づさんでいた女にもほかの女にも、こんな感情は湧いたことはない。自分がどれほど愚かしいかわかっていながらも、彼は全くコントロール不能に陥ってしまうのだ。

カン・マエは書斎のパソコンで「エリック・ソダーバーグ」を検索し、あっけなくモヤモヤから解放された。
アマチュア天文家として活動に熱心で、自身のHPもあり写真も載っていた。端正な顔立ちではあるが、顎に髭をたくわえた白髪も混じる初老の男だった。
「何だ、じいさんじゃないか。ルミが若いと言っていたのは、年に比してということなんだな。全く紛らわしい奴だっ。」
彼はキッした目になったが、今度はふぅっと息をついた。我に返れば冷静な彼である、またしても意味のない嫉妬に苛まれた自分を嗤った。


12月半ば。ふたご座流星群が極大を迎える日の天気は良かった。
明け方近くに月も陰れば、ベストな条件はすべて整う。

ルミは食卓にノートパソコンを置いて、アマチュア天文家からもらったメモから観望会の場所のコードを調べていた。カーナビにはそのコード番号を入れれば簡単にその場所へ案内される。
コード番号を手帳にメモしたのはいいが、もらったメモは閉じたノートパソコンに挟まれたままだった。

ルミは一人で行くつもりでいたが、カン・マエが夜中に見知らぬ場所へ妻を一人で行かせるわけがなかった。送迎だけを引き受けるつもりで、彼はハーフコートを羽織り先に車に乗って暖房を入れた。

カーナビにコード番号を入れて、三十分もすれば空いた道である到着予定であった。
郊外に向けて車を走らせていると、ナビはドイツ語で到着を知らせた。広く見晴しの良い高台を想像していたのが、林の中でとても観望会が行われる場所とは考えらえない。
カン・マエは言った。
「おまえ、本当にこんなところで星を見るのか?何か間違っていないか?」
「あれ?おかしいわ。こんな高い木に囲まれた場所が観望会のはずない……。何か間違ったのかしら。」
ルミはメモをカバンから取り出した。カン・マエはメモにある番号とナビの入力番号を照らし合わせる。
「ナビには正しく入っているぞ。」
「あれー、じゃあ調べた時に間違えたのね。もう、私ったら。」
「おまえ、場所はわかるだろう?それを入力するから、よこせ。」
ルミはカバンの中を探したが、メモは見つからなかった。車の薄暗いルームライトのなかで、探しにくいのは確かである。ルミはカバンの中身を全部出して底を漁ったが、ない。手帳や財布の隙間もさらったが、見つからない。
「あれ? おかしいなあ。」
ルミが呟く。
「そうえば、食卓に紙切れがあったな。もしかして、あれか?」
「あ、そうそう!ナビに入れるコードを検索したの。あー、馬鹿ね私ったら。 でも先生、なんで教えてくれないです?」
「おまえ、自分を棚に上げて、何だっていうんだ。そそっかしいのは、おまえだろう。」
「だけど、先生はいつもそういうこと気が付く人じゃありませんか。」
「電話番号もその紙に書いてあるのか?」
「番号は携帯にあります。」
ルミは電話をかけ始めた。ところが、すぐにため息をついた。電源が入っていないと言うアナウンスの繰り返しだったのだ。ルミはがっかりして、口を開くのも億劫なくらいだった。
暗闇でそんな表情がわからないカン・マエは言った。
「まったく、しょうがない奴だ。では家に戻って出直すか。」
「……、今から戻ったらもう夜が明けてしまうわ。」
「そんなことは、ないぞ。」
「今から家を往復するぐらいの時間が一番いいの。だからどこでもいいわ、星が見られるところに行く。」
その真剣さに気圧されるように、カン・マエは無言でハンドルを握りアクセルを踏んだ。

木立を抜けると緩やかな坂が続きそして丘が見える。
どうやら公園のようで、ヘッドライトの明かりでベンチらしきものが見えた。

「先生、ここでいいわ。先生は家に帰る?」
「馬鹿っ、こんなところに一人おまえを置いて行けるか。」
「でも寝袋ひとつしかない……。」
「私は車の中にいるから、お前は温かくして観ろ。」
ルミは急いでアウトドア用のマットを置いてその上に毛布を敷いた。寝袋のファスナーを開くとふかふかの寝具になった。ルミはその中に入って空を見つめる。
カン・マエは近くに停めた車に戻り、座席を倒して眠ることにしたが、わずかでも当たった冷たい風に目が冴えてしまったようである。カン・マエは、車の窓から見える空をぼんやりと眺めていた。すると、一瞬光の筋が天空を落ちていった。
彼は目を見開いた。その鮮やかさ、あっぱれな短命さに心を動かされたからである。
最後に流れ星を見たのは、いつのことだったか。それにしても、こんなに素晴らしいものだったか。ルミはもういくつか見つけただろうかと思い、彼は車を降りて彼女のほうへ歩む。

寝袋からちょこんと頭を出し、一方向に身体を向けている妻の姿があった。
ルミは夫に気が付いた。
「あれ?先生、どうしたんです?」
「この寝袋は、何人用だ?」
「はい? 寝袋はふつう一人用じゃないですか?」
「場所を空けろ。」
「え? 先生……。」
「これからまだ冷え込むぞ、おまえに風邪をひかれては困るからな。」
「十分温かいですよ、足元にはカイロも入れましたし。」
彼はふん、という顔をしながらもさっさと寝袋のファスナーを開けてルミのとなりに身体を横たえ、左腕をルミの肩に回した。
再びファスナーで閉じると、たるみなくぴっちり二人は寝袋に納まった。
ルミは嬉しくなって体を子どものように揺すった。
「うわぁ。嬉しいな!先生と一緒で、腕枕まで……。先生と一緒に観られたらいいなって。呼びに行こうかと思っていたの。わぁーい。」
「おい、あまり揺すると余裕がないから破れるぞ。」
彼はルミの体温に理性が飛ばされないよう、尊大に言う。

「それで、流れ星は見たのか?」
「それが、まだなんです。」
大きな流れ星を見たばかりのカン・マエは言った。
「私はさっき車の中から見たぞ。」
「えっ……、せ、先生、いいなぁ。」
「おまえ、そのサティと同じ名前の男から一体何を聞いてきたんだ。観方を教えてもらわなかったのか?」
ルミは一瞬言葉を失った。
「あ! そうだ、願い事のことばかり気にして、肝心なこと……。ふたご座方向ばかり見ないで視野は広くって 言ってたわ。」
メモは置いてくるし、流れ星を見に来て見つけるコツを忘れているなんて、どこまで抜けているんだ。カン・マエは呆れて言った。
「おまえ、一体何しに来たんだ。」
「だから、流れ星にお願いしに来たんです!」
一緒に暮らし夫婦となってから、落ち着いた日々が続いてきた。韓国は遠いが妻が望めば行き来は制限していない。それでも、まだ何か望むことがあるのだろうか。
「先生も、せっかくだから何かお願いしてみては?」
カン・マエは頭を振った。すぐ横に並ぶ彼女にはそれがわかる。
「先生のような、科学的な思考の人には笑い事でしょうね。」
笑い事などではなく、いつも自分をまっすぐ見つめる妻が傍にいる限りこれ以上の望みなどないのである。
「私の願い事を言いたいんだけど、言ったら叶わなくなるそうだから……。」
ルミは大きな目を更に大きく開き、夜空を見つめた。

「あっ……。」
ふたご座から少し離れたところから星が東へ流れ落ちていく。
「まただ、願い事しそこねちゃった。」
「欲張り過ぎじゃないのか。」
「いいえ、たった一つのことよ。あーもう!」
極大日だけあって、数分おきに星が流れていく。
「……難しいなあ。」
「流れたのを観ていては間に合わない。指揮と同じだな。一拍先に振る要領で呟け。」
もちろん、カン・マエは真面目に言っているのではない。
「えー、先生。そんな。いつ星が流れるか分からないのに、ムリですよ。」
ルミは冗談と受け止められない口調だ。カン・マエにはそんなに大事な願いなのかわからないながらも、せっかくここまで来て、幾つも流れ星を目にしながら呟き損ねている妻にやれやれという表情を浮かべた。

カン・マエはふっと何か思い付き、微笑みながら言った。
「なんだ、簡単なことだ。これからずっとその願いを唱えていればいいんだ。こんなにたくさん流れるのだから、どこかでピッタリとタイミングが合うぞ。」
「なるほど!先生、さすが頭いい!ソダーバーグさんのところには行けなかったけど、先生がいてくれて助かった!」
ルミは広い空を見渡しながらも、言葉に力がこもっていた。
夫は自然と彼女の肩を体が重なるぐらいに引き寄せた。ルミの髪から淡く甘い香りが鼻腔をくすぐる。
しばらく、二人は言葉なく天体に流れる光の筋を立て続けに観た。
太くゆっくり流れるもの、細くすっと落ちてしまうもの、一時間の間に三十ぐらい捉えることができたであろうか。

ルミは納得したように頷くと、言った。
「先生、お願いうまくいったみたいです。」
カン・マエは満足そうに左手でルミの髪を梳くようになでた。
日の出までもう少し、東の空が明るくなってきた。
「ふふふ。」
「何だ?何がおかしい?」
「流星を見る指揮者。」
「何だ?」
「夢見る魚と同じね。」
「……わからないことを言うやつだな。」
「意外なようで、そうでもない組み合わせ。魚だって夢を見るかも。指揮者が流れ星を見るのは、ほら、このとおり。少しも意外じゃない。それに、先生は実際ロマンティストですよね!」
「……言われたことはないな。」
「いえ、私は先生がロマンティストだって信じる。腕枕して一緒に星を眺めてくれる人がロマンティストでないなんてあり得ないもの。」
彼の胸に頭をのせている妻の表情は見えないが、そのきっぱりした口調は彼の口元を緩ませた。カン・マエは返事の代わりに柔らかくふっと息を吐く。

「おい、明るくなってきたぞ。そろそろ行くか?」
カン・マエは寝袋から上体を起こした。
「待って、もう少し。先生目を閉じて。」
ルミも起き上って、膝立ちの姿勢で彼を見下ろす。
「何だ……。」
「いいから、いいから。ちょっとお礼です。」
ルミはそう言うとカン・マエの額に軽く唇を触れた。彼は彼女の胸に顔をうずめるように抱きしめた。

「先生、まだお礼がありますよ。」
「何だ?」
「エスプレッソを作ってきました。」
「出る間際に忙しいと思ったら、そんな用意までしていたのか。」
「みんなの分と思ってエスプレッソだけでなく、コーヒー、紅茶、たくさんあります。」
「残念だったな。」
「いえ、もしエリックさんたちに会えていたら先生は帰ってしまったでしょ。二人で見られて、本当によかった!私のドジも時には役に立ちますね。」
彼も同感なのだが、ふんと顔を明後日の方に向ける。

二人はベンチに座り、カン・マエはエスプレッソを、ルミは砂糖とミルクの入った紅茶を飲む。
風が少しではあるが吹いていた。厳しい寒さに加え、一日のなかで一番気温が下がる時間にさしかかっているので、飲み物の温かさは格別だった。
しばらくルミがたわいない話をしていると、次第に東の地平線が明るくなってきた。
「先生、お日様が……。」
「ああ。」
「きれい!」
ルミは立ち上って、美しい光の筋と太陽のかけらを興奮気味に見ている。
先ほどまで白々とした夜明けの空のために蒼く見えたルミの肌の色が、赤みが差して健康的になってきた。
「まぶしいわ。流れ星に日の出も見ることができて、嬉しいな。」
長い髪を少したなびかせ、光を受けて湖水の表面のように輝く瞳。
カン・マエは日の出に見惚れる妻にしばらく見惚れていた。ルミはまるでフィレンツエの美術館で観たアプロディーテ(美の女神)のように映る。

ルミは再び夫の隣に座り、自然に彼の肩によりかかって言った。
「また、来年もここで流星を見ましょうね。年明け早々にしぶんぎ座流星群が見られるそうよ。ほら、ふたご座でもうこんなにいいことがあったもの。今度もしっかりお願いしようかな。お願いするのはもちろん、先生のことよ。これ以上は効果がなくなるといけないから言えないけど。ふふっ。」
幸せそうに話す妻がいじらしく、カン・マエは左の手の甲でで彼女の頬をゆっくり撫ぜた。言葉が途切れると、彼のアプロディーテの形の良い顎をひき、桜色の唇に彼の唇を重ねた。


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